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日本三大火祭りを未来につなげる「ハザ干し」の風景
石川
  • 日本三大火祭りの一つ「向田の火祭」。約30mの大松明に火が灯る
  • 夏の田んぼ。稲がしっかり伸びて一年で里山の色が最も濃い季節
  • 収穫の時期になると、一つ一つ手作業で稲を束ねていく
  • 秋に見ることができる「ハザ干し」。天日と風で稲を乾燥させる
  • 前年のワラを叩いてやらかくした後、人力で綱練り。集落の男衆総出の大作業

能登半島の真ん中に浮かぶ能登島。ここでは夏に日本三大火祭りの一つ、「向田の火祭」が開催される。約30mの大松明を燃やし、それが海側か山側に倒れるかをみて一年の豊漁、豊作を占うお祭り。しかし、今回おすすめスポットとして注目するのはそのお祭りではなく、それを支える里山の風景だ。
「風景が祭りを支える」とはどういうことか?実はこのお祭りでは太い綱が大量に使われ、その材料はワラを使っている。農業の近代化により、収穫時にワラを裁断して田んぼに戻してしまうコンバインが登場。それを機に、日本の多くの里山からワラと「ハザ干し」が姿を消した。しかし、お祭り用にワラを必要とするこの向田地区では、一部で「ハザ干し」にこだわった米づくりが継続され、結果秋のハザ干し風景が今も守られているのだ。
人の営みを感じることができ、何か懐かしい雰囲気にさせてくれる里山の風景を、祭りというフィルターをかけてみるとさらに大切にしたい気持ちになる。

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